占星術の歴史

エソテリック占星術は、霊魂を主体とした占星術です。その由来は定かではありませんが、キリスト教東方グノーシス派がその発端であると言われています。この宗派は信徒制度(聖職者がいない)、インドの神々、ペルシアのゾロアスター教(アラー・太陽神)など、古くから存在する神々やその神話を継承する、他のキリスト教徒と異なる見解をもつ異端派です。のちに秘密結社と呼ばれている「ゴールデンドーン・黄金の夜明け」、「薔薇十字」、「ピュタゴラス教団」などが継承しましたが、いずれも1889年にて解散しています。
ヘルメス・アート 「人間なら誰にでも神=心魂が宿っているから、魂の中で神=自我の光を見出すことは可能である」。 真のキリストの教えは、「秘儀参入」にあり、聖書の教えを説く聖職者は存在しない。
上記のヘルメス・アートと呼ぶ原意は、人間が地上で生活するようになっても「天意」を忘れることがないようにと時代から時代へと受け継がれてきた最高の智慧・秘伝です。 古くは占星術と錬金術が両者一体となって人間の肉体と精神面を支えてきましたが、世界を機械的に論じ、現象を分析したデカルトによって錬金術は化学として、占星術は天文学として大きな変化を遂げていきました。 この変化は時代の流れとともに様々な恩恵と利便を人類にもたらしてくれましたが、両者とも物質本位の概念から抜け出ることがないため、物を作っては破壊する悪循環の行為を繰り返しています。占星術もまた人々の命運を占うだけのツールにとどまっています。
日本では太占(フトマニ)と呼ぶホロスコープに類似した道具を使用して祈祷を行い、空海は、円形星曼荼羅(ネパール付近・チベットから持ち帰った)を使用して地下の水脈や鉱脈を探知したとされます。