Moon

巨蟹宮の支配星

占星術における月は、各人の感情、気分、感受性、潜在意識、母親、女性的な受動パターン(子孫繁栄や繁殖も含む)を意味しています。月の運行によって、それらのエネルギーは刻々と変化します。 ちなみに、ギリシャ神話に登場するアポロの妹にあたる「出産の神アルテミス」や聖母マリアは、生物的反応(バイオリズム)に連動する子孫繁栄の象徴です。

狩猟の女神アルテミス

ギリシャ神話:アルテミスはゼウスとレトの娘であり、アポロン(    )と双生の妹(    )です。今日では兄にちなんでデロスと呼ばれる、ウズラの島で生まれました。ゼウスから弓と矢と頑丈な靴をもらい、「スカートの丈をひざ下まで延ばさなくてもよい」という許可を得ました。また、キュクプロス(一眼の巨人・ポリフェモス一族)から狩りの一式、牧神パーンからは、牡鹿の隠れ場や猪の巣を嗅ぎ付け、ライオンの喉に食らいつく猟犬を貰い受けました。
アルテミスはアマゾン女族の神であり、聖母マリアは物質界・母なる大地のバイオリズムに連動する出産の女神、子孫繁栄の象徴です。
狩猟の女神アルテミス

月と健康

太陽は先天的な気質・体質を、月は習慣による後天的体質を司ります。たとえば、成人病=生活習慣病は、月の象徴的な病気です。
その他、幼年期と少年期の夢、想像、0-3才までの感情的記憶、また、3才までに薄らいでいく過去世の記憶、現生の環境、習慣、さらに、人体の液体、亀頭、分泌、胃、陰性(女性的)のエネルギーを司っています。

月の女神と月の位相

月の女神の50人の娘は、日毎に変貌・変容を遂げる月の位相を擬人化したたとえです。
アルテミス(ギリシャ神話)・ダイアナ(ローマ)・イブ(ヘブライ神話)は上弦の三日月を、詩人のセレネ(ギリシャ神話)・ルナ(ローマ神話)は満月、嫉妬と怒りのヘカテ(ギリシャ神話)は下弦半月をフォイベ(ギリシャ神話)は新月を司っています。
月の変容は、月齢・月の位相に連動する感情・体内の水分の比喩です。ときに、その仲間のラミア(バスク神話)やリリス(へブライ神話)へも変貌します。
人間は月の引力が引き起こす感情の流れに身を投じると、意志、思考、愛を失い、たちまち心の闇に束縛されます。
感情に溺れた人間の心の内を、物質界の生物でたとえた寓話や伝説には、リリスと同類の悪霊が多数登場します。たとえば、夜になると紳士が「狼男」に、満月になると女神「ダイアナ」が「ルナ」に変貌するお話があります。
愚行や精神異常をルナシーと言うのは、人の心が月の満ち欠けと連動している証です。
心身に変化をもたらすムーンサイクル・月齢(図1)は、将来の発展と向上の原動力とともに、肉体の死後に経験する感情の解放まで影響を及ぼします。
このように生誕~死に至るまで、月は再生を繰り返しながら、感情や習慣に変化を与えてくれます。月のリズム(太陽と月がおりなす体内時計)がなければ、発展性に欠く単調な人生を送ることになるでしょう。
ムーンサイクル
図1
ネイタル・ムーン(出生図の月)のアスペクト(天体間の角度・天体の相)が、個々の人生に多大な影響を及ぼすことはよく知られています。このほかに、感情と接触しながら人生に変化を与えるプログレスト・ムーン(進行図の月)は、個々の人格形成に深く関与しています。とくに、月がアンギュラー・ハウス(1,4,7.10)に進行したとき、また、新月や満月期を迎えたときに大きな変化をもたらします。
※進行図以外のディレクション方式(標準プログレッション);ネイタル(出生図)の月(あるいは惑星)に、各人の年令とその年を加算したニューアスペクトによって時(環境や心境)の変化を読み取ります。
※月の周期に関しては、360°(360日)を12ヶ月(1年)で分割すると、28日(1日1°進行)ですが、365日(正確には365.25日)で計算すると、27.32日となります。セカンダリー・プログレッションでは” a day for a year ” 一日を1年とみなして割り出します。

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