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リリス

リリスは月の陰影であって天体ではありません。世界最古の文献(ハンムラビ法典)では「華美と悪徳の都・バビロニア」を荒廃させたアルダトゥ リル由来の悪神・悪霊。ヘブライ神話では主「アダム」のつとめを拒んだ「イブ」の下女「リリス」、つまりイブの陰役・光の当たらない存在として登場し、人の弱点をついては、物質的執着や病的な執着を産み付けて、身も心も滅ぼします。この神・霊と契約を交わすと、自己を見失うまで欲望、怒り、悲しみ、不安を煽り立てられて、ついには、悪神の好む数奇な運命に従わざるを得なくなることも。詳細は、著書「リリス」をお読みください。

ノード

ノードは南北の交点であって天体ではありません。単刀直入に言えば、誕生とともにスパイラル状(竜頭と竜尾)に組み込まれるヒンデュー由来の過去生の記憶装置です。
過去世(竜尾)と現在・今生(竜頭)が、受け継いだ時代・場所の「分岐点」を示しています。人、物との出会い、そして、行事・出来事を通じて無意識に記憶された習慣的動作です。つまり、竜尾・過去を原因とみなせば、竜頭・現在は、そこから生じた結果の反映であると言えます。